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天気の子 |
先日、遅ればせながら・・・
映画「天気の子」を見ました。
そう・・・あの、新海誠監督の・・・
「君の名は・・・」に続く作品ですよ。
連休中に、家に居る時間が長くなるからと、息子が借りてきたんですよ・・・DVDを・・・
ま、それほど見たいと思っていたわけではなくて・・・
だって・・・
その前の「君の名は・・・」も、実を言うと、世間では、もう何回も見に行きました・・・って人多かったと思うんですよね。
でも、私はそれほど感動しなかったんです。
逆に、なんでそんなに、この映画が騒がれるんだろうって、不思議でしょうがなかったんですよ。
だから、私は、1回見ただけで、2回目はありませんでした。
私の理解力が足りないのかな・・・とかも思ったりしたんですよ。
感動しない人間ではないと思っています。
それどころか、年を王ごとに、涙腺がゆるんでゆるんで困ってるんですよ。
でも・・・
「君の名は・・・」は、感動できなかったな。
そのこともあってか、新海誠監督の映画には、あんまり心惹かれなかったんです。
ま・・・
世界は広いわけですから、私のように感じる人がいてもおかしくはないですよね。
みんながいいというものは、自分もいいと思えないといけない・・・なんてこと無いと思うんで。
感情は、人それぞれ違いますからね。
でも・・・
たまたまです。
偶然です。
たまたま息子が借りてきたから、時間もあったので、一緒に見てみました。
「天とつながる子」
はっきり言って・・・・
この「天気の子」も、あまり感動はしませんでした。
それよりも・・・
最後、日本はどうなってしまうの????
この結末はどうなるの・・・???
という、不完全燃焼的な終わり方に、疑問符だけが残ったのが感想です。
あることがきっかけで、天とつながった女の子が、自分の力を誰かのために使いたいと思い、お天気屋さんをはじめ、以来のあった日に、以来のあった場所を晴れにしてあげると言うのが話の主題。
しかし・・・
これは私の解釈ですが・・・
自然の恵みを人の都合で変えてしまった付けが、豪雨という形で東京におこり、その付けを、天とつながったその子が、自分を犠牲にして、みんなの暮らしを守ろうとする。
ストーリーとしては、確かに面白いんですけどね。
人に喜ばれることは、本当に嬉しいことです。
だれでも、自分が誰かの役に立てたと実感できると、喜びが倍増しますよね。
しかし・・・
その結果が悲しい結末につながっているとは、誰も思わずにいるんですよ。
主人公を除いては・・・
主人公の女の子だけは、自分の体の異変に気づき、自分がやっていることは、本当は自然に対する冒涜なのかと心痛めているんですよね。
それでも、人に喜んでもらえるから、一生懸命、お天気にするんです。
そして・・・
体が消えていく・・・
う~~~・・・・
これ以上ストーリーを話すと、これから見るって言う人(もういないかもしれないけど・・・)は、つまらなくなってしまうし、先にも述べたように、この記述は、私の個人的な解釈であり、他の人は違う解釈をしながら見ているかもしれないので、これ以上の説明はしませんが・・・
でも・・・
自然とつながるということは、自然のあるがままを受け止めて生きていくということ。
だから、自然の流れを自らの力で、無理に変えようとしてはいけないのではないのかな。
昔の人は、生きる為に、雨を転機に変えて欲しくて、雨乞いをしたり、お天気をつかさどる巫女さんがいて、天に、人々お願いを届けたりして、お天気の回復を願ったりしたそうです。
しかし・・・
その巫女さんは、みな悲しい結末が待っているとか。
自分の身体を捧げて、人々を守っていったんですって。
そして、この映画では・・・・
人々のために身を挺する覚悟をした主人公と、自分達の心を大切にしようとした少年の葛藤が、東京を変えていくんですよね。
その選択をおかしいとは思わないし、当然だと思うんですけどね・・・
若者達の選択の結果、世界が変わってしまった。
東京も、その姿を変えてしまった。
そして・・・
その後、東京は・・・?
世界は・・・・?
どうなってしまったのかは語られていませんでした。
私は、その選択の結果が、どこまで、世界に影響を及ぼしたのか・・・
そして、その後、人々がどうなっていったのか・・・
それが知りたかった。
なのに・・・・
不完全燃焼なんですよ。
新海誠監督は、確かに素晴らしい監督です。
その作品は確かに素晴らしいと思うんです。
しかし・・・
私とは、どこか波長が違うのかな。
今年の梅雨は、なかなか明けてくれませんね。
まるで、天気の子のお話のように・・・
そんなことを、雨空を見上げながら感じています。
【 心豊かに暮らすための今日の一言 】
・映画を見よう!
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